最近では「美尻」がブームになるなど、キュッと引き上がった女性らしいヒップラインを目指す方が増えています。しかし、日本人女性の典型的な体形として、お尻の上部にボリュームがあまりなく、欧米人と比べると四角くペタンとして下がった印象があります。さらに、年齢とともにヒップラインは下垂してしまいます。垂れたお尻では、後ろ姿がより老けたように見えるため、気にされる方も多いようです。豊尻術(ほうこうじゅつ)は、お尻のボリュームアップや垂れたお尻のヒップアップ、丸みのある理想的な形のヒップにするための治療です。美しいヒップラインを形成することで、メリハリができ全体のスタイルアップ、またボディのアンチエイジングにもつながります。
豊尻術はこんなヒップのお悩みに適しています
- 平坦なヒップにボリュームを出したい
- ヒップの形を整えて美尻になりたい
- 四角いヒップに丸みや立体感が欲しい
- ヒップにボリュームを与えてボディ全体に女性らしいメリハリをつけたい
- ヒップが垂れている
治療法について
当院でおこなう豊尻術は3種類あり、お悩みやご希望・ヒップの状態、また患者様のボディ全体とのバランスも考えながら治療方法を選択します。
- 半永久的に仕上がりをキープしたい
- 豊尻バッグ(モティバ)の挿入へ
- 切開せずに、ヒップの形成をしたい
- ヒアルロン酸注入へ
- ヒップの形成と同時に部分ヤセもしたい
- 脂肪注入へ
豊尻バッグ(モティバ)の挿入
豊尻に適したジェルバッグをヒップに挿入し、ボリュームをアップさせたり形をきれいに整える治療です。ヒップの大きさが美しいボディの条件とされる欧米では一般手的な治療法ですが、最近では日本でもご希望が増えてきています。バッグ挿入後は、注入治療と違い、体内吸収によるサイズの変化は無く、仕上がりを半永久的にキープできます。
- 当院では本来のヒップのような自然な見た目と柔らかさをが出せるEstablishment Labs社のモティバのバッグを採用しています。
- バッグには様々な大きさがあり、個々の体型やどれぐらいボリュームを出したいのか等に合わせて最適なバッグを選びます。
- 特にボリュームがないヒップ上部・外側にバッグを挿入します。
- 切開はヒップの割れ目に沿って行うため、術後徐々に目立たなくっていきます。
モティバのバッグについて
当院では最先端のシリコンバッグ「モティバ(Motiva)」を採用しています。モティバのバッグは、シリコンバッグ開発の世界的な企業である「メンター社」「アラガン社」「ユーロシリコン社」などの研究者・技術者が集結し設立した「Establishment Labs社」によって作られています。
- シワになりにくい
- ジェルが100%充填されているため張力が働き、挿入後もシワになりにくいという特徴があります。ハリがあり、一つの構造体として動くため体への挿入もしやすく、負担を軽減されます。
- 切開が最小限で済み、術後のリスクも防ぐ加工
- 生体適合性を高めるように設計されたモティバのバッグは、表面が滑らかで挿入の際の抵抗が少なく、切開が最小限で済みます。
また皮膜拘縮(ひまくこうしゅく)やカプセル拘縮などのリスクも防ぐことができます。
- 伸縮性があり、身体の動きに合わせて適応する
- 人間工学の原則をデザインに適用し、体に合わせた自然な動きがあります。
- 強度と耐久性が高い
- 高い強度と耐久性を獲得しており、人の手で強く押しつぶしても破損することはありません。
- 衝撃に強い
- 外膜(がいまく)を6層にすることで衝撃に強い構造となっており、ジェルが漏れる心配がありません。
- 体形・ご希望にあわせた豊富なバリエーションがあり、セミオーダー感覚でサイズを選べる
- モティバのバッグは、大きさ・形・高さ・幅・曲線の形などがミリ単位で細かく分けられており、350種類ものサイズ・シルエットが違うバッグがあります。また、モティバのバッグは東洋人の骨格にも適したバッグが多くセミオーダー感覚で選ぶことができます。
施術方法
- カウンセリングにて、ご自身の体形やご希望にあった適切なシリコンバックを選択します。
- 手術は局所麻酔で行います。
- 術後に切開跡が目立たないように、ヒップの割れ目に沿って4~5cm程を切開をし、専用の器具(ケラーファンネル)を使用してバッグを挿入していきます。専用の器具(ケラーファンネル)を使用することで、切開を最小限に抑える事ができるので身体への負担を軽減できます。さらにバッグ挿入時に皮膚に接触をさせないため皮膜拘縮(ひまくこうしゅく)のリスクが大きく減少します。
- 施術時間
- 70~90分程度です。
- 入院・通院
- 入院の必要はありません。7日後に抜糸のために再度ご来院いただきます。
- 腫れ・内出血
- 腫れや内出血は1~2週間程度で徐々に改善されていきます。
- 施術中の痛み
- 強い筋肉痛のような痛みを感じることがあるため、痛み止めを処方しています。
- その他・アフターケア
- 1週間程度は仰向けに寝る事を、2週間は硬いイスに座る事を控えてください。
ヒアルロン酸注入
ヒアルロン酸をヒップに注入する方法で、切らずに施術できるため施術時間も短くダウンタイムもほぼなく、傷跡の心配もありません。 当院では豊尻に適した長期持続型のヒアルロン酸を採用しています。
- 施術時間は約30分です。
- 効果は3年程度持続し、その後は体内に吸収されます。
- どのようなヒップになりたいか、皮膚の状態・伸び具合、皮下脂肪の多さや筋肉のつき具合、ボディ全体のバランスなどにあわせて注入量を決定します。
- 局所麻酔で施術します。
- なるべく目立たない部分から専用のカニューレを使用して丁寧に注入していきます。
- また少量ずつ何度かに分けて注入ができます。様子を見ながら回数を分けて施術を行えます。急な変化を好まない方にもオススメです。
- お尻の形に合わせて部分的に注入することも可能です。
- シャワーは当日から可能で、翌日から通常の日常生活にお戻りいただけます。
脂肪注入
お腹周りや太ももなどの余分な脂肪を吸引し、ヒップに注入する治療法です。ヒップの形成と部分ヤセが同時に行うことができるため、よりメリハリのあるバランスの取れたボディに整えることができます。当院では、吸引した脂肪から採取した良質な脂肪細胞に成長因子の添加を行っているため、従来の脂肪注入よりも注入後の定着率が高められています。また定着した脂肪は半永久的に残るため、効果も半永久的に持続します。自身の脂肪による治療のためよく馴染み自然な柔らかさを出すことができ、特別なメンテナンスは不要で加齢による変形などありません。
- 施術時間は、脂肪吸引の時間を含めて2~3時間程度です。
- 局所麻酔で施術します。
- 脂肪は注入し過ぎると、しこりや石灰化のリスクが高まるため、注入量の上限を設定し適量を注入します。
- 術後の強い腫れは2週間程度で徐々に落ち着いていきます。(個人差あり)
- 脂肪吸引後には内出血がおこります。2~4週間程度で徐々におさまります。(個人差あり)
- 当院の脂肪吸引は内出血・腫れ。出血を最小限に抑えることができるウェットメソッド法を採用しています。
- 術後は2~3回、通院していただいています。
- シャワーは患部を避けていただければ当日から可能です。
- 脂肪吸引部はガードルやサポーターを装着し腫れを抑えるために圧迫します。術後から装着し最低でも1ヶ月間、可能であれば3ヶ月程度の装着をお勧めしています。
- 本治療法は、ある程度の脂肪をキレイに吸引する必要があるため、痩せている方はヒアルロン酸注入による豊尻術の方が適しています。
豊尻術の費用について
- ドクターカウンセリング無料
目安は片側につき20~50cc
※費用はすべて税込
※自由診療です。公的な健康保険はご利用できません。