生まれつき小さいバスト、ダイエットで小さくなってしまったバスト、加齢や出産でハリがなくなってしまったバストをボリュームアップさせます。
その方のご希望・お悩み、体形に合わせた、シリコンバッグの種類とバッグの挿入方法を選択します。また、シリコンバッグ挿入と「ヒアルロン酸豊胸」または「脂肪注入豊胸」を組合わせたハイブリッド豊胸も採用しています。
シリコンバッグ豊胸
こんな方に【豊胸手術の適応】
- バストサイズを重視する・2サイズ以上大きくしたい
- バストの形が悪い・左右差を整えたい
- 出産・授乳・加齢によりバストが下垂した
- 大幅な減量や加齢によりバストがボリュームダウンした
- 効果をしっかりと維持したい・半永久的な効果が欲しい
豊胸バッグの挿入方法
バッグを挿入する方法は乳腺の下に挿入する「乳腺下法」・大胸筋の下に挿入する「大胸筋下法」があり、患者様の体質や脂肪のつき方によっておすすめする方法が違います。通常は乳腺下法をおすすめします。それは大胸筋下法では体への負担が大きく、さらにアンダーとトップの差が出にくいからです。しかし脂肪がほとんど無く、乳腺下法で手術した場合に、バッグの形がくっきりと浮かび上ってしまう方には大胸筋下法をおすすめしています。
切開する場所
切開はワキの下かアンダーバストかどちらかになります。ワキの下の方がより隠れやすいですが、アンダーバストからの方がバッグを入れる位置がより中心に近い位置に収まりやすいという特徴があります。患者様とよく相談して決定しますが、いずれも傷跡は3~6ヵ月で白い線に変わっていきます。
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- 傷跡が目立たない
- パートナーにバレずに施術したい方に
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- 300cc以上のシリコンバッグを挿入する場合
- 他院で豊胸術を受けた経験がある方
- バストが下垂している方
シリコンバッグの種類
コヒーシブシリコンジェルバッグ
当院では安全で自然な仕上がりが実現できるコヒーシブシリコンジェルバッグを採用しています。硬縮を起こしにくい表面がザラザラとしたテクスチャータイプと呼ばれるもので、合併症の心配がなく、非常になじみやすいのが特徴です。またバッグの大きさは色々なサイズがあり、平均的には100~300ccです。お悩みやご希望により大きさを選べますのでカウンセリング時に医師とご相談のうえ決めて頂きます。
ユーロシリコン社製コヒーシブシリコンジェルバッグ
ユーロシリコン(EUROSILICONE)社は様々なインプラント製造技術に高い評価がある世界的な会社です。ユーロシリコン(EUROSILICONE)社製コヒーシブシリコンジェルバッグは、豊胸手術で最も広く使われおり、信頼性も高いバッグです。形や感触がとてもナチュラルであるのはもちろんですが、真っ二つにしても中のシリコンが流出しない高い安全性が評価されています。
モティバのシリコンバッグ
当院では最先端のシリコンバッグ「モティバ(Motiva)」を採用しています。モティバのバッグは、シリコンバッグ開発の世界的な企業である「メンター社」「アラガン社」「ユーロシリコン社」などの研究者・技術者が集結し設立した「Establishment Labs社」によって作られています。
- シワになりにくい
- ジェルが100%充填されているため張力が働き、挿入後もシワになりにくいという特徴があります。ハリがあり、一つの構造体として動くため体への挿入もしやすく、負担を軽減されます。
- 切開が最小限で済み、術後のリスクも防ぐ加工
- 生体適合性を高めるように設計されたモティバのバッグは、表面が滑らかで挿入の際の抵抗が少なく、切開が最小限で済みます。 また皮膜拘縮(ひまくこうしゅく)やカプセル拘縮などのリスクも防ぐことができます。
- 伸縮性があり、身体の動きに合わせて適応する
- 人間工学の原則をデザインに適用し、体に合わせた自然な動きがあります。
- 強度と耐久性が高い
- 高い強度と耐久性を獲得しており、人の手で強く押しつぶしても破損することはありません。
- 衝撃に強い
- 外膜(がいまく)を6層にすることで衝撃に強い構造となっており、ジェルが漏れる心配がありません。
- 体形・ご希望にあわせた豊富なバリエーションがあり、セミオーダー感覚でサイズを選べる
- モティバのバッグは、大きさ・形・高さ・幅・曲線の形などがミリ単位で細かく分けられており、350種類ものサイズ・シルエットが違うバッグがあります。また、モティバのバッグは東洋人の骨格にも適したバッグが多くセミオーダー感覚で選ぶことができます。
施術の流れ
- カウンセリング
- 患者様の肌質や症状を診察し、適切な処置をするために、専門医がまずカウンセリングを行います。
- カウンセリング・手術
- 専門医が患者さんの体質やお悩みをしっかり把握した上で、丁寧にカウンセリングいたします。手術時間は1時間30分程度です。
- 施術1週間後
- 抜糸
- 施術1ヵ月後
- 1ヵ月後検診
シリコンバッグ豊胸の施術について
- 施術時間
- 90分程度
- 入院・通院
- 入院はなし / 通院1~4回程度(抜糸は1週間後)
- 術後の腫れ
- 1~2週間(個人差あり)
- 麻酔
- 全身麻酔と、局所麻酔
- シャワー
- 当日より可能
- 入浴
- 抜糸後1週間後から
- 洗髪
- 当日より可能
- 運動
- 2~3週間後は軽い運動は可能、激しい運動は1ヵ月程度避ける
- ブラジャーの着用
- 術後3日間は専用のバストバンドで固定し、3日後からはシャワーの際にだけバストバンドを外すことができます。抜糸後にはバストバンドをする必要はありませんが3週間(手術後1週間から手術後4週間の間)は、スポーツタイプのブラジャーの着用し、ワイヤー入りのブラジャーは避けてください。ワイヤー入りのブラジャーは手術後約4週間で着用可能になります。
ハイブリッド豊胸
シリコンバッグ豊胸と注入豊胸を組み合わせた施術です。シリコンバッグ挿入後にヒアルロン酸またはご自身の脂肪を注入して形を整えます。シリコンバッグのボリューム感とヒアルロン酸注入や脂肪注入による自然な見た目・感触を同時に得ることができます。
- シリコンバッグ豊胸をベースにし、注入治療でさらに自然なボリューム
- シリコンバッグ豊胸である程度しっかりとサイズアップした上で、ヒアルロン酸注入や脂肪注入で形や大きさを整えます。加齢による体形の変化や、その時々の流行・ご希望に合わせてメンテナンスもできるため、常にご希望のバストをキープできます。
- 痩せ型の人に
- 痩せ型の人は挿入できるバッグの大きさに限界があったり吸引できる脂肪も少ないため、2つの方法を組合わせることでより大きく自然なサイズアップが可能になります。
- より自然な形にしたい方に
- シリコンバッグの輪郭が浮き出てしまう場合にはヒアルロン酸や脂肪を注入することで、より自然な見た目にすることもできます。
シリコンバッグ×ヒアルロン酸豊胸の組合せ
当院では、とても自然な感触に仕上がる、高品質な100%架橋高粘度ヒアルロン酸「ファビアンネ」を採用しています。身体への定着率が高く吸収速度が遅いため、豊胸用ヒアルロン酸では最長となる約3~4年もの期間、効果が持続します。また、実証済み治験により豊胸用ヒアルロン酸として最高の安全性が証明されています。
- 豊胸用ヒアルロン酸では最長の持続性(3~4年)
- 豊胸用ヒアルロン酸の中で最良の自然な感触
- 豊胸用ヒアルロン酸として最高の安全性
シリコンバッグ×脂肪注入豊胸の組合せ
脂肪吸引で太ももの内側または下腹部より脂肪を採取、脂肪を胸に注入していきます。多量に脂肪を注入すると石灰化のリスクがありますので、安全な脂肪の注入量には限りがあり、多少多めに注入したとしても吸収されてしまい、バストの場合定着するのは50cc程度(片胸)となります。
脂肪注入豊胸にシリコンバッグ豊胸を組合わせる「ハイブリッド豊胸」であれば、脂肪注入特有の自然な質感とシリコンバッグのボリューム感を同時に得ることができます。
幹細胞培養上清液によって定着率を上げる
一度に注入できる脂肪には限度があります。また、脂肪は体に吸収されやすく、注入した脂肪が全て定着するわけではありませんが、当院では脂肪注入の際に、再生医療の分野で注目される幹細胞培養上清液を加えることで定着率をアップをはかります。
Q&A
- シリコンバッグ豊胸は手術中・手術後、痛みはありますか?
- 麻酔を注射するときにチクリとする程度で、手術中は麻酔が効いているため痛みはありません。手術後、麻酔が切れた後、痛みが出てきた場合に備えて痛み止めの薬を処方いたします。
- 希望通りの大きさにできますか?
- バッグの大きさは色々なサイズがあり、お悩みやご希望により大きさを選べますのでカウンセリング時に医師とご相談のうえ決めて頂きます。また痩せ型の方など体形によっては挿入できるバッグに限度がある場合があります。その場合はシリコンバッグを挿入してある程度大きさを出し、さらにヒアルロン酸や脂肪注入を用いてボリュームを出すハイブリッド豊胸が選択肢になります。
- バッグは触ったときバストに違和感はありませんか?
- コヒーシブシリコンジェルバッグは触った感じは自然でバストの丸みを良く出すことができます。当院では、より自然な質感を追求したユーロシリコン社製のシリコンバッグやモティバのバッグの取り扱いもあります。
- バッグ挿入後、傷跡は目立ちませんか?
- 傷跡が紛れるようにワキのシワまたはアンダーバストのラインに沿って切開します。3~6ヵ月で白い線に変化し徐々に目立たなくなっ ていきます。
- 豊胸したバストはいつまで保てますか?
- バッグ自体はいつまでも変形しませんが、年齢とともに患者様ご自身の皮膚や脂肪のつき方、バストラインが変化します。手術をした時のままでなく、年相応の豊かな胸になります。体形の変化などに合わせて、都度メンテナンスをしたい方のために、バッグ挿入とヒアルロン酸または脂肪注入を組合わせたハイブリッド豊胸があります。
- 左右で大きさの違う胸を、豊胸手術で整えることはできますか?
- 挿入後に大きさが整うように左右違A う大きさのバッグを挿入することができます。
- 痩せていてもバストを数サイズもアップさせることは可能でしょうか?
- 痩せ型の人は挿入できるバッグの大きさに限度があったり、脂肪注入の際に採取できる脂肪の量も少ないため、従来の方法では大幅なサイズアップはできませんでした。しかし、当院で採用しているハイブリッド豊胸であれば、挿入可能な大きさのバッグでボリュームアップさせて、さらにヒアルロン酸や脂肪でサイズをよりアップできます。
- ヒアルロン酸注入だけで大きなサイズアップは可能ですか?
- 体形にもよりますが、ヒアルロン酸注入は0.5~2カップ程度のサイズアップをご希望の方に適した施術です。それ以上のサイズアップをご希望の方はシリコンバッグ豊胸またはハイブリッド豊胸をお勧めします。